安定感

今日は同じ舞台に立つ先輩と、稽古後一緒に帰った。一服をし、本番にむけて何を考えているかとか何が不安でここはこうした方が良いかもなんて、ヒントも頂いた。

その中でとても嬉しかったのは「上がってきている」と言われたこと。お世辞の可能性は信じたくない。笑 最初は台詞が中々外せず何度も芝居を止めた、そして台詞が入ってからは感情が上手く伝えられず

ただの棒読みに聞こえる

なにも伝わってこない

もっとこのときにはどういう気持ちになってる?考えて

辛い日々が続いた、やりたいことは出来ない、伝えたい気持ちの伝え方、方法はわからない。何度も何度も同じシーンを繰り返して、やってやってみても失敗を繰り返すだけ。

それがやっと、人に、自分の気持ちというか役の気持ちが伝わってきた。本当に長くて長過ぎてきつい時期だった、まだまだ伝わらないというか弱いなぁもっとと言われることがあるし、自分でも弱いときが弱いと客観的に感じるようにもなってきた

繰り返し失敗したことは一つも無駄ではなかった、繰り返したミスは一つ一つ微妙に違っていて微妙に目に見えない形で自分の中に、しっかり蓄積されていた

危なかった

本当にこのひたすら続く失敗に自信も何もなくして、辞めたくなる前だった。

いまはやっていてよかったと思っている、もちろん満足はまだまだ、何故ならやりたいことはまだまだ沢山あって、どうもそれはやれていないから

今日は、自分の咄嗟に出た台詞が、演出から「すごくいい!それ生で」と本台詞になった。劇中自然に出たリアクションと台詞だった。台本になかった台詞が出たというか、引っ張ってきた感情が何か口からスッと出た台詞だった。

こういうことかと思った。役を生きる。というか、たまに感じるこの普段の自分ではありえない感情が湧く瞬間

まだまだ、まだまだブレる気持ちに手こずるだけど

160%の熱量で明日もうちこみたい。

そして先輩のように、コンスタントにその気持ちを熱量を伝えられるようになりたい。ありがとうございました。

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