熱量を伝える

私は普段、淡々と過ごすことが多い。一人で過ごすことが好きとか、人と喋るのが苦手とかではなくて、仕事に出ればどこでもその場所の一部になる。

この一部になるということが、意外とエネルギーがいる。

一人でいるときはとくに何かを考えている訳でもないし、自転車で喫茶店を探したり、散歩もする

そして、溜まった洗濯物はコインランドリーで回して、部屋の掃除機を適当にかけて、お腹が空いたらその日の気分で自炊か、外食かを考える、基本は自炊だけどキッチンカーの良い匂いや、油を大量に使う唐揚げなんかは、よく買って帰る。

本はまあまあ読む方だが、映画もまあまあ観る方だが、それもまあまあで特にこの作品が好き、というよりも満遍なく好きで、逆に嫌いなものはない。

演劇は劇場の手伝いの報酬みたいな形でよく観させてもらう。最近は下北沢周辺の劇場で観る機会がほぼほぼで、電車移動もあの渋谷のぐちゃぐちゃの人混みを通るのが一瞬でも嫌で引っ越したいと思っている。

一部になる行為。これによって、これの出来具合によって報酬を得る。自分がいま生涯を通してこの演劇という世界から、報酬を得ようとしているわけだが、

どの仕事ももちろんそうだが、とても大変に感じる。

なんせ普段から感情的になることなく過ごして生きているから、ぐっと感情を受け取る、そして表現するこの一連がうまく出来ない。

もうすぐ本番、あと6日だけどまだ、しっくりこないものがある。80-40-65

何の数字か?これは演出から言われたその日の出来具合

80点 このときは無我夢中だった。

40点 なにもおもしろくなかった。

65点 とにかくやり切ること。

再現力というか、無我夢中にその世界を生きたい。そのひとが自分の役が、勝手に動き出す、喋り出す、そんな経験をしてしまった、一度この味を味わうともう、出来ないことが悔しくて仕方ない。全然ちがうから全然。でもなにが違うのか? それがまだわからない。

でもひとつ確かなことは、

出来ないことは一つもないということ。今日は今日でまだ足りなかっただけ。まだ失敗を経験しただけ。もっと深いとこ気持ちを作っていくこと。それこそ熱量が伝わってない。

全ては熱量、今回のテーマは熱量

コントロールの仕方勉強中

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